伊勢丹の挨拶日本一運動

伊勢丹の挨拶日本一運動

田中真澄(ヒューマンスキル研究所所長※掲載当時)

      

(『致知』1986年8月号 特集「開拓し、築く」より)

(具体的に『日経ビジネス』販売にあたって、
 どんなことをやってきましたか?)

雑誌を直販で売るというのは初めての試みでしたから、
どうやったらそれが可能か、とことん考えました。

そしてたどりついた結論が、お客さんに好かれるセールスマン、
売り方、お客さんに好かれる会社になったとき、
お客さんは集まるという単純なことでした。

どんなにいい商品を扱っていても、
お客さんに嫌われるような売り方をしていたら
駄目だということです。

(お客さんに好かれるために)最も大切なのは、
そこに携わる人間の生活、習慣です。
あ一、あんなふうに生きている人なら大丈夫だということです。

具体的にいうと、いつ行っても、いつ電話しても、
また何を頼んでも受けてくれる態勢でいること。

商人の基本は「朝は早ようから」ですが、
朝早くから夜遅くまで、いつも営業している、
これはお客さんにとってうれしいですよ。

いま24時間営業のスーパーがはやっていますが、
いつ行っても店を開いている。
だからお客さんは喜んで行くんですよ。

ところが電話しても、6時でおしまいです、と
プツンと切られてしまっては、
お客さんは離れていってしまいます。

(その精神はいまも日経マグロウヒルに受け継がれ)
年中無休、24時間、本のご注文をうけたまわりますと
いう方針でやっているようですね。

私自身も自分の名刺に

「年中無休、24時間営業」

と刷りこんである。何かありましたら夜中でも、
盆正月でもいつでもどうぞという精神を
これに表しているつもりです。

とにかく、いま伸びている企業はみんな朝は早いです。
あそこは朝早くから頑張ってるな、というのを
お客さんも見てます。

この精神が、お客さんに好かれるために
まず第一に大切なことです。

次に大切なことは、基本動作がきちんとできていること。
挨拶も返事もきちんとできる。
そういうところはお客がお客を呼ぶ。

いま伊勢丹が挨拶で日本一になろうということで
「挨拶日本一運動」をやっています。

社長以下一般社員まで、毎朝、
朝礼で挨拶の訓練をやっているんです。

「いらっしゃいませ」

「少々お待ち下さいませ」

「お待たせいたしました」

「ありがとうございました」

「またおこし下さいませ」

この5つを、全員、大きな声で練習するんです。
こんなこと幼稚園の子どもでもできますよ。
それを社長以下全員で、心をこめてやっている。
素晴らしいじゃないですか。

人は笑うかもしれないが、
笑う人間にはわかっていないんです。

こういうことは学校で教えないし、子どもも馬鹿にする。
また企業の研修などでも、
こういうことはもうわかっているつもりで、
難しいことばかりやるが、
本当はわかっていないんです。

何事をやるにも当たり前のこと、
基本を本気でやるべきなんです。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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