料理の鉄人・道場六三郎氏の仕事術

料理の鉄人・道場六三郎氏の仕事術

道場六三郎(銀座ろくさん亭主人 ※掲載当時)

      

(『致知』1999年3月号 特集「一流と二流」より)

修業時代、いつも僕は思っていた。

「人の2倍は働こう」
「人が3年かかって覚える仕事を1年で身につけよう」

ってね。

下積みの期間をできるだけ短くして、
早く一人前の仕事がしたかったから。

そのためには、できるだけ手を早く動かして、
仕事量をこなさなければいけない。
だから修業時代からずっと
「早く、きれいに」を念じながら、
仕事をしてきたんだよ。

念じていると、いろいろと工夫が出てくるんです。

駆け出しのころはこんなことをしていました。
ネギを切るとき、人が2本持って切っていたら、
僕は3本やる。それができたら、
4本、5本で挑戦してみる。
さらに違う野菜でもやってみる。

そうすると仕事が早く片づくだけでなく、
「きょうは1本多く切れるようになった」と
励みになるんですね。

それはささやかな前進に
すぎないかもしれないけれど、
それが仕事の楽しみや喜びにもなりました。

スピードアップだけでは、人の2倍の
仕事をすることはできません。
効率よく働くためには段取りが大切です。
冷蔵庫の使い方一つにしても、工夫次第で仕事に差が出ます。

できる料理人なら冷蔵庫を開けなくても、
どこに何が入っているかわかっているもんです。

すべて暗記しろというんじゃない。
冷蔵庫の中を仕切って、
どこに何が入っているかメモをとり、
扉に張っておく。そうすると、指示されたときに
すぐ取り出せるし、庫内の温度も上がりません。

「冷蔵庫の開け閉めなんて些細なことだ」と
思うようでは、一流の料理人にはなれませんね。

そういう細かい部分にまで意識が回り、
先の先を読むくらいに頭を働かせないと、
少しぐらい料理の腕があっても大成しないですよ。

仕事にも人生にも締め切りがあります。

それに間に合わせるためには、
時間を無駄にせず何事もテキパキとこなさいと。
これはどの仕事にも言えるんじゃないかなあ。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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