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よい心の連鎖を起こす

鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)

      

『致知』2015年11月号 特集「遠慮-遠きを慮る」

私は、極力人様に不快感を与えないように
いつも気をつけています。

例えば、私は出張が多いものですから
飛行場や駅によく行きます。
そうすると、鞄をぶつけられたり、
後ろから靴のかかとを踏まれたりして
不愉快になることがよくあるんですね。

私はそのように、
自分がされて嫌なことは人にしたくありませんし、
そういうことをする人がいなくなるような
世の中にしていきたいと願っています。

吉野弘という詩人の作品に、
自分の持ち物を自分の体の一部だと思わない人が
嫌いだと書かれています。
持っている鞄を自分の体の一部だと思っていないから、
平気で人にぶつけて歩くわけで、
吉野さんはそういう人が嫌いだというのです。

私もそういうことは嫌いです。
人に不快な思いをさせる人が出ない世の中にしたい。
それが私の心の底からの願いなんです。

いつも掃除をしに行く公園の入り口付近に、
自動販売機があります。
その側にある空き缶入れの蓋を開けると、
缶以外のゴミがたくさん入っているので、
私はいつもそれらを全部取り出すんです。
缶以外のゴミが入っていると、
回収しに来る人が嫌な気分になりますし、
その後の車の運転も荒くなって事故を起こすかもしれません。

心の荒みがどんどん連鎖していくわけで、
これはとても恐ろしいことです。
けれども空き缶だけにしておくと、
回収に来た人も気分よく作業ができますし、
その後も心穏やかに人に接することができると思うのです。

また、私はタクシーに乗ると少しだけ多めに料金を払います。
別にお礼を言ってもらいたくてやるのではなく、
後に乗る人が気分よく乗れるようにそうしているんです。
私が少し多めに払うと運転手さんも気分がよくなって、
次のお客さんへの接客も幾分よくなるかもしれません。
荒みと反対の、よい心の連鎖が起こるのです。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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