事業に失敗するこつ十二か条

事業に失敗するこつ十二か条

菅原勇継(玉子屋社長)

      

(『致知』2002年12月号 特集「なぜ哲学が必要なのか」より)

(記者:社長室に掲げられている「事業に失敗するこつ12か条」。
 これは実にユニークですね)

(腎臓がんから)退院して会社に復帰してしばらくした頃、
かつての遊び仲間が僕にファクスしてくれたんです。

誰の言葉か知りませんが、
これは僕の経営哲学みたいなものですね。

ちょっと読み上げてみましょうか。

【第1条】
  旧来の方法が一番よいと信じていること

【第2条】
  餅は餅屋だとうぬぼれていること

【第3条】
  ひまがないといって本を読まぬこと

【第4条】
  どうにかなると考えていること

【第5条】
  稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること

【第6条】
  よいものは黙っていても売れると安心していること

【第7条】
  高い給料は出せないといって人を安く使うこと

【第8条】
  支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること

【第9条】
  機械は高いといって人を使うこと

【第10条】
  お客はわがまま過ぎると考えること

【第11条】
  商売人は人情は禁物だと考えること

【第12条】
  そんなことはできないと改善せぬこと

 (記者:この言葉をどのように経営に生かされているのでしょう?)

そうですね。

例えば第6条。
(菅原社長が経営する玉子屋の)お弁当は好評だといって
経営者が安心していたら進歩はありません。

だから僕は毎日弁当を食べて味付けや盛り付けを見ているし、
回収したお弁当に何が残っていたか、
何が人気があったのかを調べる。
5万人のお客様の代表は僕だという意見なんです。

食中毒(事件)の辛かった時期に取引先の人情で救われ、
機械化で汚名を返上してきた僕にとっては
9条、11条も教えられることの多い言葉ですね。

あと、僕は根っからの遊び人なので、
最後の12条に励まされることも数多くありました。

常識的な経営者が「そんなむちゃな」と思うことも、
結構平気でやってこられたんです。

玉子屋がこれまで高価な機械を思い切ってたくさん導入して
きたのも、僕が減価償却などを細かく計算するタイプの
経営者でなかったからでしょうね。

僕は会社に必要だと思ったら
多少無理をしてでも行動に移すタイプの人間です。

その結果、失敗もあったが、そこから得た教訓も大きかった。
大事なのは多少のリスクはあっても
遊び心で何でもやってみること。
ビジネスの原点はそこだと思います。

◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫

「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

『致知』には毎号、心の琴線に触れる記事が満載です。
まだお読みでない方は、こちらからごお申し込みください。

「致知」購読の申し込みはこちら

毎月858円で、人間力が高まります。
 ※お気軽に 1年購読
 10,300円 (1冊あたり858円/税・送料込み)
※おトクな 3年購読 
 27,800円 (1冊あたり772円/税・送料込み)
◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫

毎日 配信中!「人間力メルマガ」

人間学を学ぶ「致知」のエッセンスをギュッと凝縮 読者数47,000人!!

特典1仕事や人生に役立つ記事が無料で読める!

特典2メルマガ会員限定のプレゼント企画もあり

特典3朝礼でのスピーチネタとして使える!

メルマガ配信の登録はこちら

携帯電話やスマートフォンのメールアドレスで登録をされる方は、「@chichi.co.jp」からのメールの受信ができるよう設定してください。 >設定方法はこちら

※ご登録前にお読みください。 読者登録規約 個人情報保護ポリシー ※解除はこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする