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問題発見のために最も重要なこと

上田正仁(東京大学大学院理学系研究科教授)

      

(『致知』2013年11月号「道を深める」より)

私の体験に限らず、「問題を見つける」訓練は
創造的な見方を鍛える上でとても重要です。

問題を見つけるために最も重要なのは
「何が分からないかが分からない」状態を
「何が分からないかが明確になる」レベルに高めることです。
そうすれば、問題のありかが絞り込まれてくるはずです。

その第一歩としてまず自分のテーマに関して
徹底的に調査をしなくてはいけません。
インターネットで検索すれば、
たちまち関連情報が入手できるでしょう。
その資料を丹念に読み込むわけですが、
その時、その分野ですでに分かっていること、
実践されていることを学習しようという意識でいると、
いいアイデアは生まれません。
むしろ「何が分かっていないか」を理解したいと
強く意識しながら読むように心掛けるべきです。
そうするとやがて「分かっていること」と
「分かっていないこと」の色分けがはっきりとしてきます。

商品開発の例でいうと、
アイデアが漠然とした状態で
最初に取り組むのは徹底した市場調査や同業他社の研究です。
成功、失敗のケース、その原因を含めて
過去の情報まで遡って調査する中で、
取り組むべき課題を明確にします。
その際重要なのは
成功例の真似をしてはいけない、という点です。
過去の例に学ぶのではなく、
常に差別化を意識しながら資料を読み込まなくてはいけません。

根気のいる作業ですが、
そうすることで他社がまだ手を付けていない
空白の部分が見えてきます。
その中で「何をやらないか」をまずはっきりさせ、
残ったアイデアの中で、
必死に頑張ればなんとか達成できるという
自分の可能性をぎりぎりまで引き出せそうな
難易度の高い課題に的を絞り込んで勝負をかけるのです。

才能のある人は、ともすれば比較的余裕を持って
やれることに取り組もうとしますが、
私に言わせれば、それはあまりにもったいない話です。
人生は一度きり。
自分の可能性を極限まで引き出せる
高い目標に向かって挑戦してこそ
生きがいも生まれるというものです。

ここで情報処理の極意というべきことをお伝えしましょう。

※この続きは『致知』11月号(P42~)をご覧ください。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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