RSS FEED
※キーワードでサイト内の記事が検索できます

命が喜ぶ生き方をするための「五つの誓い」

腰塚勇人氏(「命の授業」講演家)

 

『致知』2013年3月号特集「生き方」より

泣くだけ泣いた次の朝、目が覚めるとベッドサイドに
飾られていたお見舞いの花がふっと目に入りました。
その時思ったんです。「せめて花みたいに生きることはできないかな」って。

【花みたいに生きるとは】

手足は動かないけど、顔は動きます。だったらできるだけ笑顔でいよう。
口も動くんだから、できる限り「ありがとう」って言おう。
心も使えるんだから、周りの人がきょう一日元気に、
笑顔で過ごせますようにと願おうって。
そう決意したら、いろんなものがどんどん変わっていったんです。

ドクターとも、看護師さんとも、リハビリの先生とも、
凄く仲良くなって、毎日が楽しくって。
首の神経が全て切れていなかったのも幸いして、
三週間後には奇跡的に車椅子に移ることができたんです。

【心を変えただけで】

事故に遭ったという事実は変わりません。
でも起こったことの見方、捉え方は変えることができるんです。
そして生き方を「常勝」から「常笑」に切り替えて、いつも笑顔でいよう、
いつも感謝をしよう、周りの人々の幸せを願おうと決意したら、
毎日の小さな幸せに気づけるようになったんです。
自分がいかに周りの人たちから助けていただいているかが
実感できるようになったんです。
妻なんか一生かけて恩返ししなければならないと思っています。

【あぁ、奥様に恩返しを】

彼女は僕が手術室に向かう時、「私は絶対あなたから離れないからね。
何があっても一緒にいるからね」って懸命に声をかけてくれました。
病院の近くにアパートを借りて、毎日朝から晩までつきっきりで世話をしてくれました。
容態が落ち着いた頃、彼女が「ごめんね」って言うんです。
「手術前、あなたから離れないって言ったけど、
手術の間、とてもじっと待っていられなかった。
今後のあなたとの生活を考えたら、怖くって、苦しくって、
トイレでずっと吐いていたの」って。
妻には一生頭が上がりません。
それからリハビリの松本先生。
親しみを込めて松ちゃんって呼んでたんですけど、
いつも僕の話に真剣に耳を傾けてくれた彼に、どんなに救われたことか。
彼が言ってくれたんです。
「僕は腰塚さんに夢を持ってもらいたいんです。大きくても小さくても、
自分が夢だと思ったらそれでかまわない。
人からとやかく言われるものではないと思っています。
僕は腰塚さんの夢を一所懸命応援したいと思っているんです」
もちろん二人だけじゃありません。
本当にたくさんの方々に助けていただいて、いまがあるんです。

(中略)

自分の可能性を信じて夢を実現しようとする時、それを認めて寄り添ってくれたり、
応援してくれたりする人がいますよね。
あの時から僕はそんな人のことを「ドリー夢メーカー」と呼んでいるんです。
そして今度は僕がドリー夢メーカーになろうと決意したんです。
具体的には、この助けてもらった命が喜ぶ生き方をしよう。
それは自分の命に対しても、他人様の命に対してもです。
それを実践するために立てたのが「五つの誓い」でした。

【五つの誓いとは 】

次の五つです。

「口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
目は人のよいところを見るために使おう
手足は人を助けるために使おう
心は人の痛みがわかるために使おう」

この「ドリー夢メーカー」と「五つの誓い」は、
「命の授業」でいつもお話ししているんです。

【学校に戻った時のお気持ちは】

まさに僕の夢の場所でしたからねぇ。あぁやっと戻ってこられた、やっと彼らに会えたって。
生徒の名を一人ひとり呼んでいたら、涙が出てきて……。
それからは、思いどおりに動かない体を抱えて毎日が闘いでした。
一日が終わると倒れ込むように帰宅していましたね。
ですから三月に無事卒業式を迎えて、生徒たちの名前を呼ぶことができた時には、
心底ホッとしました。感謝の気持ちでいっぱいでした。
復帰に導いてくださった先生方や生徒たちがいなかったら、いまの僕はありません。
もう十年経つけど、一生忘れられない卒業式でした。

◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫

「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

『致知』には毎号、心の琴線に触れる記事が満載です。
まだお読みでない方は、こちらからごお申し込みください。

「致知」購読の申し込みはこちら

毎月858円で、人間力が高まります。
 ※お気軽に 1年購読
 10,300円 (1冊あたり858円/税・送料込み)
※おトクな 3年購読 
 27,800円 (1冊あたり772円/税・送料込み)
◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫



上に戻る



メルマガ配信の登録はこちら

携帯電話やスマートフォンのメールアドレスで登録をされる方は、「@chichi.co.jp」からのメールの受信ができるよう設定してください。 >設定方法はこちら

※ご登録前にお読みください。 読者登録規約 個人情報保護ポリシー ※解除はこちら