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山中伸弥教授(ノーベル賞受賞者)から利根川進教授への質問

山中伸弥(ノーベル賞受賞者・京都大学iPS細胞研究所所長)

臨床だったら予想外のことが起こると、
こりゃもういかんとなりますが、
研究ではそうやって予想外の結果を楽しめることが
大事だと考えています。

それにしても、僕の場合は研究テーマが
ころころころころ変わって……(笑)。

【川口:私はいいと思いますけどね。
研究テーマは変えるべきじゃないかと思うんです。
そうやってどんどん違う世界を、
違うページを次々に開いていくようでないと、
逆にダメなんじゃないかなと】

なるほど。いや、そのとおり、
僕もいま結果としてそう思うのですが、
30代の半ば頃は自分のポストもまだない段階で、
これから教授職などにトライしていかなければと考えていた時期でした。

そんな時、周りの先生方の話を聞いていると、
「日本では研究の継続性が評価される」ということが
よく言われるものですから、これは大変だと。

僕は整形外科医に始まって、
僅か数年で2回も3回も研究テーマを変えている。
かえてないのは嫁さんだけやなぁ(笑)、
なんて思いながら、これでいいのかなと少し不安になりました。

そんな時に偶然、ノーベル賞を受賞された
利根川進先生の講演を聴く機会があったんです。

【川口:もともと免疫の研究をされていて、
その後、脳科学の研究に移られた先生ですよね】

はい。まさに途中でテーマをころっと変えられたわけです。
それで講演後の質問タイムに勇気を出して手を挙げました。

「日本では研究の継続性が大切だと言われますが、
先生はどうお考えですか?」。

すると先生は「一体誰がそんなことを言ったんだ」と(笑)。
「重要で、面白い研究であれば何でもいいじゃないか」と言ってくださって、
凄く勇気づけられたことを覚えています。

 

『致知』2012年11月号特集「一念、道を拓く」より

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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