目に見えないところに本当に大事なものがある

目に見えないところに本当に大事なものがある

三枝理枝子
(ANAラーニング研修事業部 講師)

 

(『致知』2012年5月号 より)

 
―何か信条とされていることはありますか。
(三枝) 欲張って三つあって(笑)、一つは坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」。私はいつも何々「したいな」ではなくて、「する」と宣言することにしているんです。思いを叶える上で大切なことは、その思いがどれだけ強いものになっているかということだと思うんです。
 二つ目は松下幸之助さんの言葉にある「縁ありて花ひらき恩ありて実を結ぶ」です。出会いをご縁に変えることで花がひらき、それに留まらずご縁をいただいたことにご恩を感じて恩返しをすることで豊かな人間関係を築いていく。私はこの言葉を通じて、恩返しを忘れず、時には「恩送り」になろうとも、恩に対して常に敏感になろうと努めてきました。
 三つ目はいつも研修の締めの言葉として使っているんですけど、「感動は人を変える、笑顔は人を潤す、夢は人を豊かにする」。これは致知出版社で出されている『小さな人生論2』にありましたね。やはり涙を流したりとか思いきり笑ったりして心が動かないと、人間は変わらないと思うんです。ですから、いかに感動をお届けできるかということは常に意識をしてきました。
―常に見られる仕事に就かれていて、何か特に気をつけていたことはありますか。
(三枝) 確かにCAはお客様の前に出ていますから、見られる仕事であり、直接感謝もされます。
 でも本当は飛行機を一機飛ばすのにも、整備士をはじめたくさんの裏方がいて、その全部の力が集まって初めてできることなんです。
 ですからCAとしてお客様の前に立つことができるのは、誰のおかげなのかと思うことに加えて、そこに感謝できるようになると自ずと仕事に磨きがかかりますね。
―見えない部分にも意識を向けるということですね。
(三枝) 入社直後の訓練時代、私はあまりのみ込みがよいほうではなかったので、よく居残って復習していました。最後まで残って誰もいない中、一人で片付けをしていたこともあったんですけど、それを当時の教官(現在の名称はインストラクター)の方が見つけて、「あなたにこんなことができるとは思わなかったわ」と言ってくださったんです。私もそうでしたが、CAってついつい見られるところばかりを頑張ってしまうので、きっと驚かれたのだと思います。
 私たちが卒業する時に、その教官はこう話されました。「人が見ていないところで何かをできる人になってください」と。
 ですので、私は裏方などの見えないところで頑張っている人に、感謝の気持ちを忘れないようにしておりますし、自分も誰かに見られていなくても淡々とできる人であろうと努力しております。まだまだ未熟ですが、そういう人になる、と思い続けて過ごしています。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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