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「甲子園春夏連覇/興南高校の1分間スピーチ」

我喜屋優(興南高校硬式野球部監督)

 

(『致知』2010年12月号)

このままこの子たちを世の中に出してもダメだと。

26年間、甲子園に出ていない理由もよく分かった。
だって、寝ないんだもん。起きないんだもん。
食べないんだもん(笑)。うまくなるわけがない。

そこでまず24四時間を徹底的に見直し、
1日の出発点を朝六時にセットしました。
興南高校に来た3年前、
最初はアパート住まいをしていたんです。
でも子供たちの心が見えない。
近寄らないと見えない。

それで寮に移り住み、24時間一緒に生活しているうちに、
だいたい分かってきたんです。

起床したら、15分間で洗顔、歯磨き、トイレを済ませて
駐車場に集合。その後、15分間散歩をさせるんですが、
この散歩がうちの特徴なんです。

集団では歩かせない。
「読んで字の如く、“散って歩け”」と。
方角はどこでもいい。
その代わり、五感全部を働かせて、
見て、聞いて、嗅いで、何かを感じて戻ってこい。

そしてそれを通じて感じたことを
一分間でスピーチさせるわけです。
これを徹底して繰り返しているうち、
全員が自分の考えをはっきり話せるようになりました。

もう、沖縄の子は絶対喋りません(笑)。
だから新聞を読ませ、アナウンサーの喋り方を学ばせ、
表現力を徹底的に鍛えていった。
するとだんだんできるようになってくる。

同じ道を歩いても、捉え方が全く違ってくる。
同じ桜の花を見ても、枝を見ても、
何かを感じることができる。
これが野球には大事なんです。

感じる、気づく、ということは、
試合における、零コンマ何秒の世界を
直感で掴むことができるということです。
多くを語らずとも、生きた会話ができるようになる。
第六感というやつですね。
我々は五感を絶えず活性化しているから、
第六感が働くのは当たり前なんですよ。

そういう訓練をしたおかげで
「反応野球」ができるようになったんです。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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