「当然の限度の高い社員。青天井型社員」

「当然の限度の高い社員。青天井型社員」

長谷川常雄(キューサイ社長)

 

(『致知』1997年5月号特集「リーダーシップの本質」より)

(長谷川社長は十数年で青汁を年商131憶円<末端ベース>の事業に
 育てられたわけですが、そのエネルギーの源泉はどこにあるのですか)

これもまた難しい質問ですね(笑)。
先程いったように、私は仕事にのめり込む人間なんです。

でないといい仕事ができないと思っている。
経営計画書にも、切望する社員の人間像として
そう明記しています。

第一は、仕事に対して、こうしたいああしたいという
強い「念」を持っている人。

第二に、その仕事を成し遂げる「パワー」のある人。

第三に、その仕事に「のめり込む」人。

この他に何項目かあるのですが、例えば、

「当然の限度の高い社員。青天井型社員」

というのがある。

たとえば、ソフトバンクという会社は
翌日決算のできる会社です。
普通は翌月に月次決算が出ない会社がいくらでもある。

そんな会社で翌日決算を出せといっても、
そんなことは無理ですとなる。

しかし、社長の私はいろんな会社を見てますから、
そんなことは「当然できる」という。

それが「当然の限度が高い」ということです。
その限度は上層部の人間ほど高くなっていくもので、
社長が一番高い。

社員にも「当然の限度」を高くしていってもらいたい。
そして最後には、何でもできるという
「青天井型の社員」になってもらいたい。

       * *

そしてもう一つ私のエネルギーの元といえば、
くよくよしないことです。

中村天風(てんぷう)先生の本にこういうのがあります。

虎に追いかけられて木に登ったら、
木の上から大蛇が出てきた。

枝に逃げたら、ポキッと枝が折れた。
下は断崖絶壁。

蔓に飛び移ると、ポリポリと音がする。
見上げるとリスが蔓を噛んでいる。

「さあ、どうする」と聞かれた天風先生は何と答えたか。
先生は「落ちてから考える」(笑)とおっしゃったそうです。

私も「落ちてから考える」タイプの人間なんです。
頭には「いま、ここ」しかない。

過去の過ちも功績も
「そりゃそうだろう。それでよかったし、当然なんだ」と認め、
受け入れ、悲観せず、有頂天にもならない。

また、将来のことは、戦略や予測は真剣に考えるが、
思い煩うことはしない。過去も未来も、
煩いをスッパリ切り捨て、いま、ここに集中する。
これを前後際断(ぜんごさいだん)というそうです。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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