請求書の人生と領収書の人生

請求書の人生と領収書の人生

鍵山秀三郎(イエローハット創業者)

      

(2007年12月号「巻頭の言葉」より)

“もっと、もっと、もっと”
際限なく求めて欲しがって生きるのは、
「請求書の人生」であると、
知人の有吉説志様から教えていただきました。

有吉様は、幼い頃お祖母さんから、
寺社にお参りした時は「ありがとうございます」と
請求書ではなしに領収書のお参りをしなさい、
と教えられたそうです。

向上心や探求心は人の成長に欠かせない
大切な条件ではありますが、
度の過ぎた欲求は人を卑しくし、
ひいては国家の尊厳を傷つけることにも繋がります。

有吉様のお話を通じて、求めるばかりではなく、
いま与えられているものごとに感謝の心を持つ
「領収書の人生」を歩めと教えていただきました。

        * *

日本には領収書の生き方をしている方が大勢おられますが、
そういう方は世間から注目されることはありません。

請求書の生き方をする人が派手で目立つのに比べて、
領収書の生き方をする人は
地味で人目につかないところが共通しているからです。

誰からも注目されず、光の当たらないところで、
いつ報われるか分からないことにも
心を込めて取り組んでおられるそのお姿からは、
卑しさは微塵も感じられません。

他人に頼ったり、求めたりすることなく、
人の役に立つことだけを念頭において、
一途に歩み続けるお姿は、
人を惹き付ける豊かな魅力を備えています。

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「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

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