松下幸之助「汗のなかからホンマもんの知恵が出るんやで」

松下幸之助「汗のなかからホンマもんの知恵が出るんやで」

江口克彦(PHP研究所副社長)

      

(『致知』1997年5月号 特集「リーダーシップの本質」より)

松下幸之助の言葉に

「風が吹くときは絶好や。凧がよう上がる」

というのがあります。
あるいは「短所は長所、長所は短所」とも言っています。

たしかに、考え方、見方によって物事は180度転換します。
だから、経営者が業績の悪さを景気のせいにしてはいけないのです。

松下が

「好況よし、不況なおよし」

と言っているのもそのことです。
松下電器がそうでした。

松下幸之助が元気だった頃は、
不況のときにむしろ取り引きが拡大しているのです。

なぜかと言いますと、
不況になると誠実で確実な企業と
取り引きをしたいと思うのが人情です。

好況のときにいくらいい成績をあげていても、
お客様のことを考えず、会社のこと、
自分たちのことばかりを考えていた企業は、
不況時には相手にされなくなります。

私が30歳になるかならないかの頃、ある経営者から、

「知恵ある者は知恵を出せ。

 知恵なき者は汗を出せ。

 それができない者は去れ。

 それがオレのモットーだ」

と聞かされたことがあります。
そのことを松下に話すと、

「その会社は潰れるな」

と言いました。そして、こう続けたのです。

「わしなら、まず汗を出せと言う。

 汗のなかから知恵を出せ、

 それができない者は去れと言う。

 汗のなかからホンマもんの知恵が出るんやで。

 生きた知恵は汗のなかから出るもんや」

予言通りその会社は倒産しました。

そのように、汗を出すこと、
ほんとうの汗を流すことに徹すれば、
不況どこ吹く風となるのかもしれません。

◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫

「人間力.com」は月刊誌『致知』より引用しています。

『致知』には毎号、心の琴線に触れる記事が満載です。
まだお読みでない方は、こちらからごお申し込みください。

「致知」購読の申し込みはこちら

毎月858円で、人間力が高まります。
 ※お気軽に 1年購読
 10,300円 (1冊あたり858円/税・送料込み)
※おトクな 3年購読 
 27,800円 (1冊あたり772円/税・送料込み)
◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫◫

毎日 配信中!「人間力メルマガ」

人間学を学ぶ「致知」のエッセンスをギュッと凝縮 読者数47,000人!!

特典1仕事や人生に役立つ記事が無料で読める!

特典2メルマガ会員限定のプレゼント企画もあり

特典3朝礼でのスピーチネタとして使える!

メルマガ配信の登録はこちら

携帯電話やスマートフォンのメールアドレスで登録をされる方は、「@chichi.co.jp」からのメールの受信ができるよう設定してください。 >設定方法はこちら

※ご登録前にお読みください。 読者登録規約 個人情報保護ポリシー ※解除はこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする